その15  橙家(詫間町)


 さっきまでお腹いっぱいだったはずなのに、「味でこい」のおいしいうどんで勢いがつく。こういう“ノリ”でどんどん行っちゃうのも、食べ歩きの楽しいところだなあ。

 次のお店は「橙家」。「La Gattina」のcat夫妻から、このお店の「肉汁つけうどん」がうまいと聞いていた。このお店も楽しみだ。

 お店はしゃれた居酒屋のよう。カウンター、テーブル席があり、これまで行った店と違って店内はすごくキレイ。

 さて、このお店では注文は「肉汁つけうどん」と決めていたはずなのに、さっきの店で迷いに迷いながら結局、天麩羅を食べなかった後悔があとをひいて、注文はつい、天麩羅うどん(480円)にしてしまった。(^^;)

 麺はやさしいもっちり感の中に、一本、芯が通っている感じ。わずかにコシもあり、上品で洗練された麺。つゆも品よく、美しい味。ただ、天麩羅は品が良すぎてちょっとつまらないかも。このタイプの天麩羅だったら愛知でもあるし、何よりもっと野暮ったい天麩羅が食べたかったんだよなあ。

 さて、こちらが「肉汁つけうどん」。冷たい麺は、一転して力強い印象。そしてこの麺が、つけ汁と見事にマッチするのだ。

 つけ汁は生姜の風味、ナス、ゴボウ、肉が入っていて、さっぱりした牛丼のつゆのイメージ。すごく計算されていて、技を感じる。やっぱり、注文はこっちにしとけばよかったなあ。(また後悔)

 このお店も「味でこい」も、さぬきうどんのニューウェーブというべき存在。進化した讃岐うどんを感じさせてくれました。


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