支那そばや(ラーメン博物館内)
横浜市港北区新横浜2−14−21
045−471−0503
11:00〜23:00
(日曜祝日は、10:30〜)
無休
(※ 上記はラーメン博物館のデータ)




 2日続けて一軒目にふられ、車内には3人のため息が代わる代わるに漏れる(この日は我々の調査不足のせいでもあったが)。

 しかし、いつまでもウジウジとしてはいられない。気持ちを入れ替え、我々は新横浜ラーメン博物館(以下、「ラー博」)へ急いだ。ここには昨日フラれた『支那そばや』も出店している。まさかラー博で「臨時休業」はあるまい。昨日のリベンジだ。

 『吉村家』からラー博へは意外と時間がかかり、ラー博へは丁度、開館時間である11時に到着。窓口で入場料300円を支払い、急いで『支那そばや』へ向かう。

 今日は平日ということもあってか、ひじょ〜に空いている。以前、日曜日の昼にここに来た時は、ものすごい人だかりで1杯もラーメンを食べられず、時間の関係で泣く泣く帰るハメとなった苦い思い出があるのだが、それと比べたら今日は笑っちゃうくらい空いてる。3人はサクッと『支那そばや』の前まで到着した。

 『支那そばや』の前には開館直後だというのに、既に並んでいる人がいたが、その人数はたったの5人。昨日で行列に対する免疫が出来ている我々には、まるで気にならない人数だ。ほどなく店内に入ることが出来た。


 座席はテーブル席中心で、奥にある厨房との境は透明なガラスで仕切られている。厨房をちょっと覗いたところ、佐野氏の姿はない。“生”佐野氏を見たかったのだが、残念。

 店員さんにあらかじめ買っておいた食券を渡し、しばらくすると待望のラーメンが到着。

石臼挽き麺 絹腰和伊麺 黒豚桃園特上チャーシュー麺

 驚いたことに、3人が頼んだ3種類のラーメンは、スープも麺も全て違っていました。また、どのラーメンもスープに浮かんだ細かい油がきらきらと輝いて美しい。

 「石臼挽き麺(1200円)」はペロ吉さんが注文。印象的だったのは麺。麺は小麦粉の香りが上品に広がる、繊細な味わい。スープは椎茸をやや強く感じるあっさりスープ。この3種類の中では、一番あっさりに感じました。全体的なイメージとしては、日本蕎麦を連想させる、「品」のあるラーメン。

 「絹腰和伊麺(850円)」はtannarさんが注文。こちらも麺が印象的でした。パスタに使うデュラム粉と国産小麦粉をブレンドして作ったという麺は、ツルツル感、シコシコ感がたまらない。今回食べたこの3種類の中では、一番オーソドックスで、まとまっている印象でした。

 「黒豚桃園特上チャーシュー麺(1350円)」は僕が注文。このラーメンはなんと言ってもチャーシューが絶品。おそらく、今まで食べた中でベストだと思う。桃園豚のロース肉とバラ肉を使用したチャーシューは、甘みの広がり方がものすごい。このチャーシューには一同、驚嘆。スープは鶏の甘みがしっかりと溶け出したものでしたが、個人的には鶏の印象と塩気が少し強い気がしました。チャーシューの印象が強すぎましたが、麺も悪くなかったです。


 う〜ん、すごい。

 どのラーメンも思わず唸ってしまう美味しさでした。パンチはないものの、引き込まれてしまう感じ。また、素材感が出ているだけでなく、その味のバランスも見事。そして、ここまで作り手の意図を明確に感じさせるラーメンは初めてでした。単においしいだけでなく、「メッセージ性を持ったラーメン」、というと言い過ぎでしょうか。

 『支那そばや』、感動的にうまかったです。




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